●LSMに相当する小型輸送艦で、昭和54年度に2隻計画されました。
●沿岸や離島への物資輸送を主務としており、車両及び兵員70名を搭載可能ですが、戦車の搭載は考慮されていません。
●艦首を直接海岸などに接岸し、バウドア・バウランプ(渡り橋)を装備しビーチングして、人員、貨物、車両などを積み下ろしします。
●艦尾に備えられた錨はビーチングの直前に投入し、揚陸作業の終了後にこれを巻き取って離岸します。
●前方見通しを確保するため艦橋構造物は3層と高く、重心降下のため艦橋構造物や上構などの鋼板は板厚を極力おさえてあります。
●右舷後部のダビットに吊り下げられているのは、6メートル内火艇で、搭載艇はこれ1隻のみです。
●両舷のクレーンの吊上げ能力は1.5トンです。
●基準排水量590トンは、自衛艦では最小の「艦」です。
●2番艦「のと」は平成24年4月6日、除籍されました。
●1番艦「ゆら」は平成25年4月12日、除籍されました。
|