特殊潜航艇「甲標的」甲型・特型格納筒
特殊潜航艇「甲標的」甲型
●特殊潜航艇「甲標的」甲型

※特殊潜航艇「甲標的」甲型・秘匿名称「特型格納筒」
●全没排水量:46.0t
●主要寸法:全長23.9m×最大直径1.85m×深さ3.4m×喫水1.88m
●主機:600馬力直流電動機
●速力:水中19kt
●航続力:6kt 80マイル 19kt 16マイル
●乗員:2名
●主要装備:45cm魚雷発射管×2 九七式酸素魚雷×2

特殊潜航艇「甲標的」は二人乗りの水中高速潜水艇で、秘匿名称を「特型格納筒」または単に「筒」と呼びました。
当初「甲標的」は、攻撃終了後は搭乗員を母艦である潜水艦で収容する事を前提に開発され、生還がきわめて困難な決死の「水中兵器」ではあっても、後に登場する必死の「特攻兵器」ではありませんでした。
本艇は昭和16年11月20日、呉軍港を伊号潜水艦に搭載され出港、同12月8日未明潜水艦から発進、「特別攻撃隊」としてハワイ真珠湾作戦に参加した5隻の特殊潜航艇のうちの1隻です。
昭和35年6月13日真珠湾港外約1マイルの地点で米海軍により発見引揚げられ昭和36年6月20日真珠湾に寄港した揚陸艦「しれとこ」に搭載されて、7月10日約20年振りに横須賀に持ち帰られ、同7月28日この江田島に到着しています。
艇体頭部は受領当時切断されていましたが昭和37年2月、株式会社呉造船所により新製されここに艇体の原型が復元されています。
なお、ハワイ攻撃に参加した「特別攻撃隊」5隻の搭乗員10名を収容する事は出来ませんでした。
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特殊潜航艇「甲標的」甲型
「甲標的」右舷正面
「甲標的」左舷前方より
特殊潜航艇「甲標的」甲型
「甲標的」右舷正面
後方は
「海龍」試作3号艇
「甲標的」左舷前方より
艇首正面、45cm魚雷発射管
「甲標的」要目
防潜網突破用のネット・カッター
艇首正面、45cm魚雷発射管
「甲標的」要目
防潜網突破用のネット・カッター
司令塔
艇中央部、司令塔
特殊潜航艇について
司令塔
艇中央部、司令塔
特殊潜航艇について
右舷後方より全景
艇尾、縦舵、横舵
600馬力電動機
右舷後方より全景
艇尾、縦舵、横舵
600馬力電動機

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