Helicopter Destroyer DDH Izumo Class
 ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型
護衛艦「いずも」型・DDH Izumo Class
●Spec

●基準排水量:19500t/満載排水量:26000t
●主要寸法:全長248.0m×幅38.0m×深さ23.5m×喫水7.1m
●エンジン:ガスタービン4基(COGAG)2軸 出力:112000PS
●速力:約30kt
●船型:全通甲板型
●乗員:470名
●主要装備:SeaRAM近接防御SAM11連装発射機×2 高性能20mm多銃身機関砲CIWS(ブロック1A)×2 12.7mm単装機銃×数ヶ所
●哨戒、掃海、輸送ヘリコプターなど 各種14機搭載

艦記号・番号・艦名
竣工
造船所
所属
定係港
備考
H27.03.25
JMU磯子
第1護衛隊群第1護衛隊
横須賀
 2番艦 DDH-184 かが
H29.03.22
JMU磯子
第4護衛隊群第4護衛隊

「しらね」型 2隻の代艦として計画された海上自衛隊2タイプ目の全通甲板(空母型)DDH護衛艦です。
「ひゅうが」型 に比べ基準排水量で5550トン、全長で51メートルほど大型化し、またヘリコプター搭載数は「ひゅうが」型の10機から14機に増加しており、海上自衛隊史上最長、最大の護衛艦になっています。
●飛行甲板(フライトデッキ)は長さ245メートル、幅38メートルで「ひゅうが」型に比べ長さ50メートル、幅5メートル大きくなっています。また「ひゅうが」型では飛行甲板左舷測だけに設けられていたキャットウォークも右舷側にも設けられ、幅も広げられて交通性や安全性も向上しています。
●格納庫は、前部から第1格納庫、第2格納庫、航空整備庫に区分され、合わせて長さ125メートル、幅21メートルあり「ひゅうが」型より長さ、幅、天井高さも全て拡大されています。
●航空機用のエレベーターは2基、前部の第1エレベーター(長さ20m×幅13m)は飛行甲板の中心線上にあるインボート式で、後部の第2エレベーター(長さ15m×幅14m)はデッキサイド式となっています。これによって飛行甲板および格納庫の後部はクリアとなり、有効面積が増加したことによって航空機の運用能力は格段に向上しています。
●「ひゅうが」型同様、アイランドの配置上、本艦の係留装置は右舷接岸を前提に設計されており、フェアリーダーの開口部も右舷側のみに設けられています。またヘリコプター運用の妨げにならないように、アンテナ類は右舷側にまとめられています。
●「ひゅうが」型は一応の対潜、対空武器を装備し、単艦での戦闘能力を持っていますが 、「いずも」型の搭載武器はSeaRAMとファランクスCIWSで自艦防御用としての武器だけを装備し、航空機運用能力に重視を置いた艦になっています。また多機能レーダーやソナーも簡略化されており、これらは「いずも」型単艦では運用せず、他の護衛艦(イージス艦)等を伴った艦隊中核のプラットフォームに徹する運用が前提とされています。
●第2甲板には、CICに隣接して艦隊の旗艦用司令部作戦室。FIC(Flag Information Center)を設置しています。また100人程度の要員が収納でき、大規模災害時や国際救助活動時などに対策本部や指揮所として活用される多目的区画、その他医療区画なども設置しています。
●必要に応じて航空自衛隊のPAC-3ミサイル車両や陸上自衛隊の大型車両を、舷側ランプから艦内に収容できるようになっています。

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DDH-183 護衛艦いずも
DDH-183 護衛艦いずも
DDH-183 護衛艦いずも
DDH-183 護衛艦いずも
DDH-183 護衛艦いずも
DDH-183 いずも
いずも 呉Fバース
いずも 左舷後方より
DDH-183 いずも
いずも 呉Fバース
いずも 左舷後方より

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