戦艦「陸奥」主砲4番砲塔
戦艦「陸奥」主砲4番砲塔
●戦艦「陸奥」主砲4番砲塔
※戦艦陸奥(竣工時)
●竣工年月日1921(大正10)10月24日
●基準排水量:32,730t, 満載排水量:38,500t
●主要寸法:全長215.8m×幅28.96m×喫水9.08m
●エンジン:蒸気タービン4基4軸 出力:80000PS
●速力:約26.5kt
●航続力:5500浬(16kt航行時)
●主要装備:45口径41センチ砲×8門 14センチ副砲×20門 8センチ40口径高角砲×4門
戦艦「陸奥」は、「八八艦隊」計画の「長門」型2番艦として「長門」の約一年後、横須賀海軍工廠で建造されています。
この時期は非常に微妙な時期で、ワシントン軍縮会議が開催される直前の大正10年10月24日に竣工。しかし工事未了の箇所が多く、アメリカ、イギリスは「陸奥」を完成艦とは認めず廃艦処分にすることを要求。日本はこれに反発し、度重なる交渉の後、アメリカ、イギリスにそれぞれ40センチ砲搭載艦2隻の保有を認めるという妥協案によってようやく「陸奥」が誕生しています。
この後、ワシントン軍縮条約により昭和12年まで新たな戦艦の建造は認められなかったので、アメリカの「メリーランド」「コロラド」「ウエストバージニア」イギリスの「ネルソン」「ロドネー」そして日本の「長門」「陸奥」は当時7大戦艦と呼ばれました。
昭和9年から11年にかけて僚艦「長門」とともに近代化大改装が行われ、41センチ主砲は最大仰角30度、射程30,200m、砲の推進機も水圧式であったのを、最大仰角43度、射程37,900m、砲の推進機は空気式の新方式に転換、この時取り外した4番砲塔が海軍兵学校の教材として、ここ江田島に設置されました。主砲弾の総重量は1トン、有効射程距離は30キロメートルです。
「陸奥」は昭和18年6月8日正午過ぎ、山口県柱島泊地にて三番砲塔付近で 突如爆発事故を起こし沈没。乗員 1,121名の方が戦死しています。
※関連ページ:戦艦「陸奥」関連展示・大和ミュージアム
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戦艦「陸奥」主砲4番砲塔
砲身を江田湾に向けています。
有効射程距離は30km
戦艦「陸奥」主砲4番砲塔
砲身を江田湾に向けています。
有効射程距離は30km
岩国錦帯橋まで届くそうです。
手前は駆逐艦「梨」12,7センチ単装高角砲
砲身を45口径41センチ砲主砲身
「長門」型主砲弾
手前は駆逐艦「梨」12,7センチ単装高角砲
45口径41センチ砲主砲身
「長門」型40センチ主砲弾

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