Dredge And Oil Recovery Vessel Seiry Maru 大型浚渫兼油回収船・清龍丸
 国土交通省 中部地方整備局 大型浚渫兼油回収船 清龍丸
大型浚渫兼油回収船・清龍丸 Seiryu Maru
●Spec

●総トン数:4792t
●主要寸法:全長104.0m×幅17.4m×深さ7.5m×喫水5.6m
●エンジン:ディーゼル/エレクトリック 2基 出力:7070PS/5200キロワット
●プロペラ:旋回式電動推進器
●速力:13.5kt
●浚渫装置:
   浚渫深度 21メートル
   浚渫ポンプ 8000立方メートル/h 
   泥艙容量 1700立方メートル
●油回収装置:
   過流式油回収器 ×2 
   スキッパー式油回収器 ×2 
   油回収ポンプ 1000立方メートル/h 
   油回収タンク 1500立方メートル
●防災装置:
   ヘリコプターデッキ 
   防災対策室 
   情報通信設備

 船名
竣工
造船所
所属
船籍
備考
H17.03.31
三菱神戸
国土交通省中部地方整備局
日本

●1997年1月、日本海で発生した「ナホトカ号」の油流出事故で活躍した旧「清龍丸」の代替船として配備された大型浚渫兼油回収船です。
●通常は、名古屋港で航路の「浚渫作業」を行っていますが、大量油流出事故が発生した場合「大型油回収船」として活躍します。
●このような「大型油回収船」は全国に3隻配備されており(名古屋「清龍丸」北九州「海翔丸」新潟「白山」)大規模な油流出事故が発生した場合、本州、四国、九州沿岸で24時間以内、北海道、沖縄沿岸で48時間以内にカバーする体制がとられています。
●浚渫作業は、船尾に装備されたドラグ式浚渫装置のヘッドを海底に降ろし、海水とともに土砂を吸い上げ船内の泥艙に積み込みます。
●油回収作業は、2種類(過流式/スキッパー式)の油回収装置を舷側から水面に降ろし油を回収、船内のタンクで油と海水に分離します。
●清龍丸は「浚渫」「油回収」以外にも、大規模災害発生時には「現場災害対策室」としても機能しうるよう、専用の会議室と衛星通信装置や各種電話、無線、映像受信装置を備え、後部にはヘリコプターデッキも備えています。

※浚渫(しゅんせつ)・・・航路などを造るため海底の土砂を取り除くこと。
写真をクリックして頂くと、大きい写真が見られます。(新規ウィンドウで開きます。)
大型浚渫兼油回収船・清龍丸
大型浚渫兼油回収船・清龍丸
大型浚渫兼油回収船・清龍丸
大型浚渫兼油回収船・清龍丸
清龍丸 サンポート高松
船尾にヘリコプターデッキを備えてます。
清龍丸 左舷船首
清龍丸 船首正面
清龍丸 右舷船首
左舷船首
船首正面
右舷船首
清龍丸 SEIRYU MARU
清龍丸 船首左舷
回収した油を船外に拝送する管
清龍丸 SEIRYU MARU
船首左舷
L字型のパイプは、回収した
船内の油を船外に拝送する管
過流式油回収装置
スキッパー式油回収装置
清龍丸 船橋構造物
過流式油回収装置
その手前少しだけ見えているのは
スキッパー式油回収装置
清龍丸 船橋構造物
国土交通省の船です。
ファンネル 全天候型救命艇
ドラグ式浚渫装置のヘッド
国土交通省の船です。
ファンネル 全天候型救命艇
ドラグ式浚渫装置のヘッド
これを海底におろし土砂を吸上げます。
船尾のヘリコプターデッキ
ヘリコプターデッキ
清龍丸 船尾
ヘリコプターデッキと
船尾のドラグ・ヘッド
ヘリコプターデッキを下から
ヘリデッキ下  板状のものは
ヘッドの整備・点検用プラットフォーム

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